リフレイン・色ぬり・A

 岡山の技量アップセミナーで学んだことは、なかなか文にできません。
 知識やネタよりも、子どもへの対応の技というものを肌で感じることができました。参加者を引きつける話し方・間のとり方は、文章では思うように伝えられないのです。
 知識面として、次の3つを紹介します。

① リフレイン(くり返し)は、最初と次を違えて読む。
② 色ぬりは、厳しく評定する。
③ 答えを「A」と書かせてはいけない。

 詩や作品の中にあるくり返しは、そこに意味があるからくり返すのです。ですから、後を強めて読むとか、逆に後を弱めて読むという変化がいるのです。
 授業の中で早く作業を終わった子に色塗りをさせたりします。でもそれまで、色ぬりを甘く評定していたら、早い子はサッサと終わらせてしまいます。時間調整にならないので、丁寧なぬり方を指導しておくのです。
 答えをAと書くと、中学校で、辺ABやA+Bなどの数式が出た時、どちらのAか分からなくなります。だから、小学校から「答え」と書かせるのです。

(2006.6.5)