耐震と免震

 地震によって建物が壊れないようにすることを「耐震」といいます。
 一方、地震の力をなるべく受けないようにすることを「免震」といいます。
 いくら建物を耐震構造で丈夫に造っても、家の中にある物は地震の揺れによって、激しく動かされ、壊れたり、人に被害を与えたりします。
 免震は、地震の揺れを建物に伝えないような構造にすることで、地震から建物とその中を守るわけです。
 出前機は、耐震か免震かでいえば、当然、免震となります。
 たで、出前機が岡持を宙にぶらさげてるように、実際の建物を空中にぶら下げることはできません。
 それゆえ、建物の土台に工夫をほどこすわけです。
 免震の詳しい構造は、ここでは取り上げませんので、調べてみてください。
(「日本免震構造協会」のホームページに「免震入門」が映像つきであります。)
 耐震と免震に調べてる内に、世の中の苦難に、耐震的に耐える人と、免震的にのがれる人がいるのでは、と思えてきました。
 心が強ければ耐震でいいのかもしれません。
 でも、精神的に未熟な子ども(大人でも)には、耐震よりも、免震の仕方も教えていく必要があるのかもしれません。

(2015.5.22)