『学力研の広場10月号』の原稿を次の題で書きました。
特別支援学級での授業 個別指導だからできること
冒頭に小林正観の「黒の中の白~」の詩を載せました。
通常学級での一斉授業と、特別支援学級での個別指導の授業を黒と白との関係になぞらえたかったからです。
一斉授業と個別指導を比べることで、それぞれの長所や短所に気付くことができるのです。「反対のものの中に真実の正体が見えてくる」わけです。
項目は、次の3つです。
(1)マルチ発問の効果が薄い。 (2)一つのやり方を徹底させられる。 (3)タブレットが効果を発揮する。
(3)の項目が原稿の半分以上を占めます。アプリを2例紹介しました。
原稿の最後は、次の文で締めました。
通常学級の一斉指導では、同世代の仲間が多くいることが有効な学習につながります。一方、特別支援学級では、個別指導に特化することで、その子のできなさに合わせた指導が行えます。一斉授業の中で、個別指導の場を多くしようという最近の教育界の風潮には、疑問を感じてしまうのです。
それぞれの学級の特性を活かした指導こそをめざすべきなのです。
(2015.9.22)