その証拠はどこにある?

 関西フレッシュ谷セミナーで、松本俊樹先生が「青森のりんご」の追試報告をされました。学年は4年です。
『ところで、りんご生産日本一はどこでしょう。』と松本氏が聞くと、多くの子は青森だと答えます。
『どうやって調べることができますか。教室にある物を使って調べてごらんなさい。』と言って、松本氏は根拠を見つけさせるのです。
 子どもたちは手持ちの地図帳から証拠を探します。
 私の手元にある帝国書院の『楽しく学ぶ小学生の地図帳』(平成17年版)で、青森県の地図を見ると、りんごの絵が6個あります。他の県よりも数が多いです。
 また、「日本各地の農業」というページでは、青森県と長野県のみに、りんごの絵が載っています。

 でも、これだけでは、青森と長野、どちらが1位かは分かりません。
次に、「都道府県別の統計」を見ます。すると、青森県は果実生産が1位であることが分かります。(ちなみに、2位は和歌山。)

  決定的なのは、「おもな農作物の生産」のグラフです。

 これで、青森が日本のりんごを半分以上作っていて、ダントツ1位であることが分かるのです。
 実は、4年の算数のがい数のところにも、「りんごのしゅうかく量」の表が出てきます。それをがい数にして、棒グラフにする問題です。(当然、青森が1位です。)
 このようにたくさんの証拠を見つけ、さらに、「決定的な証拠はどれですか」と詰めるところが、まさに社会の学習といえるでしょう。

(2015.11.1)