特別支援での卒業文集の書かせ方

 特別支援学級の6年のある子の国語と算数を担当しています。
 学習の課題は多くあるのですが、特に文字を書くことが苦手です。筆順がでたらめで、字のバランスをとることが難しいです。
 さて、今の時期は、卒業文集を書かないといけません。
 まず、6年間の思い出を私がその子に質問しながら聴き取り、国語ノートに文章を私が書いていきました。これで1時間です。
 次に、iPadのwordで、国語ノートを元に文章を打たせていきました。ほぼ、私が文章を言い、それをその子が打っていくという感じです。打つといっても、iPadならば、数文字打つと候補が出てくるので、それを選んでいけばいいのです。この打つ作業は2時間かかりました。
 出来上がった文章を一太郎の原稿用紙(文集の縦横)に流し込み、こちらで改行し、誤字を訂正し、印刷しました。小さい文字では書けないので、A3サイズに拡大し、さらに半分に折って、さらにA3サイズに拡大しました。
 これに薄い紙をおいて、その子に直写させようと思っています。
 23文字×28行の文字数なので、直写だけでも2時間かかりそうです。
 直写させたあと、こちらで、サイズが合うように縮小すれば完成です。
 1対1だからこそ、できるやり方でしょうね。

(2015.12.11)