井上裕之『努力の選び方』(2015フォレスト出版)の書き出しです。
「必要ない努力は捨て、結果につながる努力のみを厳選し、集中する」
これは、私が人生で得てきたものを振り返ったときに、やっと明確にすることができた人生訓です。
作者名とタイトルで、この本を選びました。
努力の大切さは、いろんな事例を出して、授業をしたことはあります。でも、どんな努力が必要で、どんな努力が必要ないかを考えさせたことはありません。
つまり、多くの人が、
「自分はどうなりたいのか?」
「何を手に入れたいのか?」
ということを考えずに、目の前にきた物事にがむしゃらに努力をしているので、自分の望む方向に人生を動かすことができないのです。
学校でも、いろんな仕事があります。事務的な仕事もあれば、授業に関わる仕事もあります。
私としては、「いい授業をしたい」という思いがあるので、そのことに関わらない仕事は、がむしゃらではなく、こなす程度ですればいいわけです。
がんばってることが生きることの免罪符になっていては損なのです。
(2016.1.8)