『必ず成功する!新展開の道徳授業』(日本標準2014.8)の授業プラン01「また会いたいと思ってもらえる人になる」を1月のサークルで模擬授業してみます。
卒業を控えた子どもたち向きの授業ともいえるからです。
授業の流れを抜粋します。
1)右の写真を提示。気づいたことを発表させる。
2)「90歳の今も同窓会」の見出しを提示し説明。・川南尋常高等小高等科を1935年に卒業した人たちの同窓会。
・1965年に第1回。2011年に46回目を迎える。
3)「何のために同窓会をするのでしょうか。」
4)「変わらぬ友情を温める」の見出し提示。
5)「「変わらぬ友情」とは、どういう意味ですか。」
6)「ある町の教育長さんも同窓会をしているが、呼ばれない人がいるそうです。」
7)「どうして、同窓会に呼ばれないのでしょうか。」
8)「その人は、小学校の頃から、まわりの人にいやなことをしてたそうです。」
9)「この話から何が学べますか。」→いやなことをされた記憶は、いつまでも残る。→今の自分が、未来の自分をつくる。
10)「何年たっても「また会いたいなあ」と思ってもらえる人は、どんな人でしょう。
11)自分は、「また会いたいなあ」と思ってもらえる人になっているでしょうか。
4…なっている 3…まあまあ 2…あまり 1…ぜんぜん
12)「○年○組には、先生が、「また会いたいなあ」と思っている人が何人もいます。その中から、2つだけ見せます。」写真を提示し、理由を言う。
13)「4だと思う人は、これからも4のままでいられるようにするには、どうすればいいか、3・2・1だと思う人は、4に少しでも近づくためにはどうすればいいか書きなさい。
14)最初の写真を提示。「このクラスが、こうなるといいなあと思っています。」と言って、「2093年 ○○小○年○組同窓会」を提示して、終了。
「また会いたいなあ」と思ってもらうためにどうすればいいかを考えさせているところがいいです。
今は高齢化社会ですから、90歳になっても元気な人はたくさんいます。
ただ、そのときに、自分が独りきりである可能性も高いのです。
90歳になっても変わらぬ友情があるところにあこがれる子も多いでしょう。
授業の最初に、高齢者の孤独死の記事を紹介するのもいいかもしれません。
ただそれをすると、孤独死をした高齢者が、子どもの頃、周りに迷惑をかけて嫌われてたと、捉える子も出てくるかもしれません。
まずは、鈴木健二氏のプラン通りに、授業してみます。
(2016.1.14)