不完全である勇気

 鈴木義也/緒方京子『まんがで身につくアドラー明日を変える心理学』(2014.12あさ出版)に、「不完全である勇気」があります。

 完全さにウェイトを置くことで、実際の行動を避ける人もいますが、それは行動しないことへの言い訳とも言えます。しかし、完全さよりも行動が重要です。そのために必要なのが不完全である勇気なのです。

 昨日の『学力研の広場』の発送に、授業づくり一日講座のチラシもいれさせてもらいました。深沢先生・図書先生・川岸先生は、入金までしてくれました。
 深沢先生から、ちらしの間違いを指摘されました。
 11月23日(土)となっていたのです。正しくは(水)です。

 昨今の社会では、高い安全性や頻繁な確認を要求される機会が多くなっています。加えて、日本人は挑戦することよりも失敗しないことを重視する傾向があります。
 間違いや失敗を重く見る文化は、対人関係において控えめなコミュニケーションや自己表現力の低い人間を生み出します。

 以前、神田昌典氏が本は誤字脱字がたくさんある方が売れる、と言っていました。その理由は忘れました。でも、不完全な勇気で、執筆に挑戦する人だからこそ、その勢いゆえに、誤字脱字が多いのかもしれません。
 授業づくり一日講座も、不完全であることを恐れず、やっていきたい。

(2016.2.7)