比例より難しいグラフ

 4年算数「変わり方」で右のような表が出てきます。
 下の段の「重さ」は、水だけの重さではなく、水そうを含めた全体の重さです。
 これを折れ線グラフにかいてみよう、という問題です。

 右下のグラフに表の部分をかき込めば、それぞれの点が直線でつなげることは分かります。
 この直線を延ばして線を引きなさいという指示はないのに、「水7L入れたときの全体の重さ」や「水が入ってないときの水そうの重さ」が問題に出てきます。
 私の方で、直線を延ばして線は引かせました。
 このグラフは、6年で習う比例よりも難しいグラフです。
(点をつなぐと直線になるグラフを折れ線グラフと呼んでもいいのだろうか。)
 4年生で扱うべき問題ではないですね。
 この単元で、グラフにかくのは、この問題だけです。グラフをかかせるなら、せめて、比例になるグラフにすべきでしょうね。
 どうしてもおさえるべき問題ではなく、流して教えればいいのでしょう。

(2016.2.10)