とうとうを使って文作り

 6年モンゴメリ伝記「夢に向かって」のP.62L.7~P.64L8を授業しました。

①辞書引き(記念→あっけない→とうとう)
②P.62L.7~P.63L10を連れ読み、1人読み、句点交代読み。
(1人読みの後、何回詰まったかを聞く。5回以上~0回まで。)
③「翌年とは何年のことですか。」(1891年、前のところを読むと分かる。)
④板書:一八九一年(十六才) 大学受験 → 合格 → 教員
                 5番/264人  1年/2年
⑤「大学を受験したのは、何のためですか。」(教育めん許を取るため)
⑥「二年間のコースを一年で終えたのは、何のためですか。」(お金を節約するため)
⑦板書:一八九三年(十八才) 教員 雑誌社に投稿
⑧P.63L.11~P.64L8を連れ読み、1人読み、句点交代読み。
(1人読みの後、何回詰まったかを聞く。5回以上~0回まで。)
⑨辞書引き(ふ任→落胆→つゆ)
⑩「モードが思ったところに線を引きなさい。」
 (《一つの成功のかげにどれだけの落胆があるかということを人は知らない。成  功だけを見て、すべてが思いのままになっていると考えてしまうのだ。)
⑪板書:成功のかげの落胆
⑫「どんな落胆があったのですか。」(父親にからかわれる。投稿が採用されない。)
⑬「「とうとう」を使た文を2つ作ったら漏ってきなさい。」
⑭板書されたものを読ませ、○か×かを解説つきでしていく。

「とうとう」を使って文作りの指示を出したのが、授業終了7分前でした。
 2つ作らせた内、自信のある方を板書させました。

・夜にゲームをしていたらとうとう夜が明けてしまった。(上田)○
・お母さんが、とうとう帰ってきた。(小西)×
・とうとう、お金がなくなった。(藤本)×
・あんなに無理をしたから、とうとう病気になってしまった。(浮島)○
・がんになっていた祖父がとうとう死んでしまった。(奥原)○
・ぼくはとうとうお金をつかいすぎたのがばれた。(三宅)○
・とうとう友達のたん生日が近づいてきた。(久田)×
・ずっと給食をへらさずに食べていたけどとうとうへらしてしまった。(宮田)○
・このおもちゃは、とうとうこわれてしまった。(田中)×
・ゲームがほしくてまっていたらとうとうかってもらった。(早川)×
・来年からはとうつお私も中学生だ。(舩倉)○
・とうとうゲームのボス戦だ(乾)△
・ぼくはとうとう小説を読みおえた。(荒田)×

 とうとうを使うための原因が書いていないと×になるのです。

(2007.6.5)