無重力実験にかかる費用

 植松電機の微小重力実験施設を使う費用がいくらかを検索すると、2006年6月23日の「北海道経済産業新聞」の記事が見つかりました。

 発生させられる無重力状態は3秒間。1日20回程度の落下が可能であり、1回の落下につき料金3万円で請け負うという。
 上砂川町にあった地下重力実験センター(JAMIC)では、10秒間の無重力発生に対して1回270万円の料金であり、1日3回の実験を限度としていた。

 植松電機の無重力実験は、1秒間あたり1万円。
 上砂川町の無重力実験は、1秒間あたり27万円。
 27倍の費用の差は、大きいです。
「上砂川町にあった」と過去形になっているので、今はないのでしょう。
 植松さんも、「世界に3つ、日本では私のところだけ」と言っていましたから。
 PowerPointで作った「どうせ無理をなくす社会を」はできました。
 授業の中で、無重力実験にかかる費用について扱う場面は作っていません。
 いろいろと調べて授業を作ってみると、使わない資料や情報はたくさんあります。逆に、全部使うと、教えこみの授業となり、ねらいのない授業ともなります。
 ただ、授業に使わない周辺の知識を授業者が持っていると、授業の中で、子どもたちの質問に答えたり、そのときの流れに対応したりもできるわけです。

(2016.2.20)