Podcastで「行け!世界遺産と雑学の旅★」の第008回を聴いていると、「なぜ、2月だけ極端に日数が少ないのか」の話になりました。
たしかに、他の月は、30日か31日なのに、2月だけ28日か29日と、3日も少ないです。
実は、その理由が、古代ローマ時代までさかのぼるそうです。
ローマのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が採用したユリウス暦は、農業が始まる3月からスタートします。そのとき、奇数月を31日にしようと決めたのです。3・5・7・9・11・1月を31日にすると計186日、4・6・8・10・12・2を30日にすると計180日。すると1年が366日になるので、最後の月である2月を1日減らして、29日としたのです。
カエサルの次の皇帝アウグストゥスは、カエサルを表す月の7月(July)が31日なのに、自分の月を表す月の8月(August)が30日なのは嫌だといって、8月も31日になったのです。
そのことで、9・11が30日、10・12月が31日になり、8月で1日たした分があるため、最後の2月はさらに1日減らして28日となったのです。
今まで2月が少ないのを当たり前にしてきましたが、考えてみればおかしなことなので、今回、その理由を知れてよかったです。
(2016.3.9)