日本歴代最高気温

『社会科教育2011年4月号』に、授業開きの教科書クイズとして、真鍋長嗣「5年=“このクイズ”で授業は盛り上がる」があり、次の問題がありました。

Q 日本で最も北にある都道府県は北海道ですね。では、最も南にある都道府県はどこでしょう。

 この問題の答えは知ってました。東京都です。日本最南端の沖之鳥島が東京都だからです。(子どものほとんどは沖縄県だと思うでしょうね。)

Q 2007年8月16日の午後、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で気温が日本最高記録を更新しました。この時の気温は何度でしょう。
 ① 40.9℃  ②36.9℃  ③38.9℃

 現在、この問題は成立しません。
 現在の1位は、2013年8月12日、高知県四万十市で41.0℃となってるからです。多治見市と熊谷市は歴代2位です。
 では、4位は何県で、何年ごろでしょうか。
 4位は、40.8℃で、なんと東北の山形県山形市で、1933年7月25日の記録です。今から、83年前から、2007年まで歴代1位だったわけです。
 高知県なら、まだ分かるのですが、東北の山形県が歴代1位だったということは、子どもにも意外でしょう。これは、山から乾いた高温の風がふきおりるフェーン現象によるものといわれています。面白いですね。

(2016.3.20)