授業してみると予想外が出る

 学級でする授業参観は、久しぶりでした。(とはいっても緊張はしませんが。)
 今回の「図形の角」の導入は、授業プランを文章にして作ってから挑みました。
 実際に授業をしてみると、結構、想定外のことが起こるものです。
「どんな三角形でも3つの角の大きさの和は180°になるか」を聞いたとき、「この世の中には180°にならない三角形があるかもしれない。」に手を挙げる子は、誰もいませんでした。
 このあと、ノートに適当な三角形を描かせ、角度を測って計算させて持ってこさせました。すると、180°でないものがいっぱい出てくるのです。
「181°が出ました。」「140°です。」「192°です。」
と私は○をつけながら、持ってきたノートに書かれた合計角度を読み上げました。
 要するに、分度器で正確に測れないのです。また、計算ミスもしてるのです。
 全員のノートを見た後に、もう一度、手を挙げさせると、「180°にならない三角形もある」に、クラスの半分ぐらいの子が手を挙げてました。
 後ろで参観してた保護者たちも、それを見て、苦笑いをしていました。
「どうやら分度器は当てにならないので、今度は分度器を使わないで、三角形の 3つの角の大きさが180°であることを見つけてみましょう。」
 授業の流れとしては、うまくつながっていったのでした。

(2016.6.12)