私の学び・私の教師修業

 私の教師になるための学び・教師修業は、大学1年生の頃に、始まりました。
 教育大学に入学したものの教師になる自信がなかったからです。
 授業って、どうやって教えたらいいのだろう?自分が子どもたちの前に立って、授業をしているイメージが全く浮かびません。
 そこで、大学の図書館にある教育書で、授業記録の載っているものを次々と読んでいきました。
 私の教師修業① 教育書の授業記録を読む。
 やがて、図書館の書庫で、教育雑誌のバックナンバーに手を出し、その雑誌で宣伝されていた教師向けの講座があることを知りました。
 私の教師修業② 教師向けの講座に参加する。
 その講座には、参加資格として、論文(レポート)を3本以上書いていかないといけないのです。
 それでも講座に参加して学びたかったので、教師でもないのにレポートを書いて参加しました。
 私の教師修業③ 論文(レポート)を書く。
 講座に参加すると、各地域で先生方の集まりの会(サークル)が行われていることを知ります。(つづく)

(2016.6.22)

 私の教師修業④ サークルの例会に参加する。
 教師の集まるサークルに参加すると、授業づくり・学級経営・校務分掌など、様々な情報に接することができます。他の人の書いた学級通信やレポートも手に入れることができます。また、自分のレポートを見てもらい、それに対するコメントをもらうこともできるのです。
 やがて、自分でもサークルを立ち上げたいと思いました。
 私の教師修業⑤ サークルの代表となって運営する。
 参加する仲間を募り、例会をする場所を確保し、例会用のレポートを書いて持っていきます。自分が代表しているサークルなので、例会は自分が行ける日を設定しています。それゆえ、必ず参加します。また、代表として、その日の例会が充実するように、模擬授業を考えたり、レポートを書いて持っていきます。
 私の教師修業⑥ サークルで講座を企画する。
 やがて、サークルで講座を企画したくなりました。学びたい先生をお呼びし、さらに、サークルメンバーの発表の場ともしました。
 私の教師修業⑦ 自分の実践を本にする。
 学級通信や毎日の実践記録を元に、自分の実践を本にしたいと思うようになりました。構成を考え、本を書き、出版社に持ち込むようになったのです。
 ここまで書いた私の教師修業①~⑦を並べると、次の通りになります。

1)教育書の授業記録を読む。
2)教師向けの講座に参加する。
3)論文(レポート)を書く。
4)サークルの例会に参加する。
5)サークルの代表となって運営する。
6)サークルで講座を企画する。
7)自分の実践を本にする。

 どこが自分にとっての転機なのかといえば、5だろう。
 1~4は、どちらかといえば、受け身である。3のレポートを書くも、講座に参加するために書いたものです。
 5のサークルの代表になるのは、受け身では、とうていできません。
 大阪教育サークルはやしは、私が臨時講師として学校現場で働き始めた年の9月から始めました。
 そのサークルが22年目の今でも続いています。
 メンバーの入れ替わりはありますが、現在はいつも5~10名、参加してます。
 例会場所を天満橋のエルおおさかに固定したことで、大阪府下からも参加してくれています。
 毎回、パソコン・プロジェクター・スピーカー・iPadなどを私の方で準備しています。いつのまにか、参加者のほとんどがiPadを持って参加するようになりました。
 自分の実践を出せる場が、毎月1回はあることで、教育実践を書くことも続けられるのでしょう。

(2016.6.23)