相手の武器をとる

 斎藤一人『変な人が書いた成功法則』(講談社2003.4.20)からの引用です。

 戦をするとき、相手は鉄砲を持っているのに対して、あなたは何一つ武器を持っていないとします。そんなとき、あなたはどうしますか。
 相手の鉄砲をとろうとするでしょう。
 相手の武器をとること。それは、相手が持っている「よいもの」を見つけて褒めるということです。
 たとえば、相手の髪の毛を見て、それがきれいだったら、相手に言うのです。
「あなたの髪の毛はきれいですね」
 そう言われると、相手は喜びます。
 相手の長所を、あなたは利用したことになるのです。(P.114)

 誰かを褒めるというのは、相手の武器をとるということと、同じだというわけです。ということは、褒める技さえもっていれば、徒手空拳でも戦えるということです。
 また、相手を喜ばせるということは、相手に勝ったということにもなるのです。
 逆に、相手に褒めてもらってばかりいると、いつも負けているということになります。
 何より長所を見つける目、というか見つけようとする姿勢が大事になります。

(2007.6.16)