石黒浩『どうすれば「人」を創れるか~アンドロイドになった私~』(2011.4新潮社)に、ロボットやアンドロイドの定義が書かれていました。
ここで、ロボットの種類について整理しておこう。センサで知覚し、コンピュータで判断し、モータなどのアクチュエータで動作するもの全てをロボットと呼ぶ。その意味では、エアコンや携帯電話も一種のロボットと見なしてよい。そのロボットの中で、頭や手足を持ち、明らかに人間ではないが、人間のような身体を持つものをヒューマノイド(人間型ロボット)と呼ぶ。そのヒューマノイドの中で、人間そっくりの見かけを持つものをアンドロイド(人間酷似型ロボット)と呼ぶ。ジェミノイドはこのアンドロイドの一種である。
ちなみに「アクチュエータ」とは、「入力されたエネルギーを物理的運動に変換するものであり、機械・電気回路を構成する機械要素である。能動的に作動または駆動するもの。」とウィキペディアに載っていました。
エアコンや携帯電話がロボットであるなら、iPadもそうであり、わたしたちは様々なロボットに囲まれていることになります。
鉄腕アトムやドラえもんの影響なのか、わたしたちは、ロボットといえば、人間のような身体を持つものを想像してしまいます。鉄腕アトムもドラえもんも、ヒューマノイドと呼ぶのが正しいのでしょうね。
(2016.8.17)