寒い所でなぜ米ができるか

 5年社会「米作り」の授業をしました。

①地名探し(八甲田山→宮古→横手盆地)
②「お米を食べている国はどれくらいあるか?」を予想。(約200カ国の3分の1)
③「お米はどんなところで作られるのか。」(例)砂鉄のあるところ(←まちがい)
④米が作られるところの条件を紹介。
⑤世界で一番米を作っている国のランキングを1~8位まで予想させる。
⑥日本ではどの都道府県で米が作られているか確認する。
⑦日本では寒いところで作られているのはなぜかを考えさせる。
⑧教科書を読ませ、寒い所で作られる理由を教える。(P.35)

 八甲田山のところでは、「1902年雪中行軍訓練中、猛吹雪のため、210名中199名が凍死。」ということを教えました。授業に関係ないことですが、こういう知識を増やす機会も必要です。
 ③のマルチ発問で板書されたのは、以下の通りです。

・虫があまりいないところ。  ・土地が広い所
・日光がよくあたって水もある所  ・水のあるところ
・日光がよく当たる所  ・雨の多い所
・土がある所      ・天気がいいところ
・とりがいるところ   ・温かい所
・田んぼが多い所    ・肥料があるところ
・緑が多い所。     ・さむいところ。

 温かい所と寒い所と、まったく正反対の意見が出ています。実は、これがとても重要なのです。
 ④で紹介した米の作られる所の条件は、以下の通りです。

・大きな川がある。    ・温暖な気候      ・広い土地          ・川の水が利用できる。
・水がたっぷりある。   ・水不足にならない。  ・土地が肥えている。
・田んぼの面積が広い。  ・広い平らな土地    ・昼と夜の温度差が大きい。
森竹先生のホームページより引用

 ⑤に時間をかけすぎました。

1位 中国(2億5千万トン)     2位 インド(2億トン)
3位 インドネシア(1億1千万トン) 4位 バングラデシュ(2,800万トン)
5位 ベトナム(2,200万トン)    6位 タイ(1.900万トン)
7位 ミャンマー(1,700万トン)   8位 日本(1,000万トン)

 最後のまとめに、□に言葉も入れて、文を書かせました。

夏に気温が  なる。  たくさんの が使える。  近くの海に  が流れる。
夏の  時間も長い。    山脈から養分の多い水。

 それぞれ順に、高く・水・暖流・日照・奥羽が入ります。

(2007.6.18)