『PRESIDENT2016.10.31』に、川上徹也「商談、会議で実践 名スピーチに学ぶ「感動のツボ」」という記事がありました。
その中の聞き手を感動させてやまない「ストーリーの黄金律」があります。
①何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公が、
②何としてもやりとげねばならない遠く険しい目標・ゴールを目指して、
③数多くの障害・葛藤・敵に立ち向かっていく
ストーリーが、聞き手を感動させるそうです。
最近では、小池百合子さんの7月の東京都知事選が好例だ。小池さんは衆議院議員の椅子を投げ捨て、本人いわく「崖から飛び降りる覚悟」で候補に名乗り上げた(①)。そして「都政改革」という難題の公約を掲げ(②)、都議会与党の自民党都連が推す候補と真正面から対決した(③)。まさに、小池さんはストーリーの黄金律を踏まえた“ヒロイン”として都知事選に挑んだのだ。
学力研&鈴木健二・授業づくり一日講座で、私は「授業づくりで教師修業」というミニ講座を担当します。このとき、この黄金律を使って、自分のプロフィールを語ろうかとも考えています。授業に自信のない人付き合いの苦手な大学生が、すぐれた教師になることを目指して、様々な困難(学級崩壊など)を乗り越えて成長する、みたいに。ちょっと盛りすぎかもしれませんが。
(2016.10.10)