平行四辺形の面積を求める授業

 来週の金曜日に参観があります。
 今は、分割授業ですが、この日だけクラス全員による一斉授業を私が主でします。
 明日が「体積」のテストで、来週から「分数のかけ算・わり算」に入ります。
 でも、参観授業は、「図形の面積」の導入です。平行四辺形の面積の求め方を考えさせます。
 塾に行ってる子は、「底辺×高さ」の公式は知っているでしょう。
 ただ、平行四辺形に底辺と高さという概念があることを知らない子もいるでしょう。
 今思いつく授業の流れを書いてみます。

1)「今からある図形を描きます。その図形の名前が分かったら、黙ってノートに書きましょう。」
2)たて4cm、横6㎝の長方形を描く。
3)となりと確認、一斉に言わせる。
4)上記の長方形をノートに描かせる。
5)「この長方形で分かること・気づくことをノートに箇条書きしましょう。」
6)列指名で発表。その後、挙手指名。
7)「この長方形の面積は24㎠ですが、24㎠とは何が何個あるのですか。」
8)「なぜ、たて×横をすると面積が分かるのですか。」
9)「次の図形も名前が分かったら、書きましょう。」
10)底辺6cm、高さ4cmの平行四辺形を描く。(方眼黒板に書く。)
11)となりと確認、一斉に言わせる。
12)上記の平行四辺形をノートに書かせる。
13)「この平行四辺形で分かること・気づくことをノートに箇条書きしましょう。」
14)列指名で発表。その後、挙手指名。
15)「この平行四辺形の面積の求めます。平行四辺形の面積を出す公式を知っている人がいるかもしれませんが、それを使ってはいけません。学校では、長方形と正方形の求め方しか教えていません。どうすれば、面積が求められるかをノートに書いていきましょう。」
16)時間をとって、求め方を書かせていく。ほしい子には、平行四辺形を描いた方眼紙を渡す。
17)アプリ「QR説明 5年算数 面積」を使って、説明させていく。
18)平行四辺形も長方形にすれば、面積を求められる方を確認して授業を終える。

 列指名するとき、後半で発表しなさそうな子がいる列を当てていきます。
 一見して解決が難しく思える問題も、既存の問題に置き換えることで、容易に解けるようになるものです。根底しては、そのことを教えたいものです。

(2016.11.17)