『人生がときめく片づけの魔法』の著者である近藤麻理恵さんが、『プレジデントFamily2017年冬号』に「モノとしっかり向き合えば「行動」が変わるんです」と題する記事を書いていました。
私の片づけ方法は、家の中にあるモノを洋服、本などとカテゴリー別にすべて1カ所に集めるところから始まります。その集めたモノを一つ一つ、“ときめくか、ときめかないか”で仕分けをする。ときめくものは残し、ときめかないものは思い切って処分するのです。好きなものだけを選び、名残惜しくても必要のないものとは感謝の気持ちを込め決別するという作業は、判断力や決断力を磨くことにつながります。
片づけが、判断力や決断力を磨くことにつながるところが、面白いです。
小学生の場合、習い事はどうするか、受験を前にしたときなら志望校はどこにするか、どんな進路を選ぶかなど、判断や決断を必要とする場面がこれからありますよね。片づけをしていると、自分の「好き」がはっきりするので、親御さんや先生の意見に流されるのでなく、自分で選べるようになるんです。
子どもに片づけを教えるには、まず「片づけられた状態がすっきりとして気持ちいいこと」を実感させることが大切だと、近藤さんは言います。そのためには、まず親自身が片づけをしていることが重要だと言うのです。確かに。
(2016.12.7)