遠藤功『結論を言おう、日本人にMBAはいらない』(2016.11角川)の中で、次世代のビジネスリーダーを目指す人は、MBAの代わりに、次のような勉強をするといいと書いています。
1)基礎を身につける勉強…経営の「原理原則」を押さえ、自分なりの思想を確立させる。
2)潮流についていく勉強…世の中の潮流につていくため、新聞などを丹念に読み、鮮度の高い情報や知識を得る。
3)現場で感度を磨く勉強…お手本となる「非凡な現場」を訪ね、何を大事にし、何に取り組んでいるのかを知る。
4)アウトプットを生み出す勉強…企画書を書いたり、自分の考えを人に話したり、教えたりする。
「経営」を「教育」や「授業」に置き換え、「新聞」を「教育書」や「教育雑誌」、「非凡な現場」を「力ある先生の教室」、「企画書」を「実践レポート」などに置き換えれば、そのまま、私たちの勉強の仕方に通じます。
やはり、必要な勉強は、企業でも学校でも変わらないということでしょう。
となると、教師としての学び方も、ビジネスの場で活かせるものがあるかもしれませんね。
(2017.1.17)