割合指導の第1~3時

 第1時~第3時までの割合指導を簡単に箇条書きしてみました。

【第1時】
 ①席替え。
 ②バスケの写真提示。
 ③どんな問題が作られているか。
 ④○×の表、提示。
 ⑤分かったこと、気が付いたことの発表。
 ⑥数字の表、提示。
 ⑦みゆきとひろしを比べる。成績のいいのはどちらか。一文で理由を書く。
 ⑧かずおとみゆきを比べる。(以下、上記と同じ)
 ⑨かずおとひろしを比べる。文・図・絵で。5分間。発表。
 ⑩教科書の考えを見る。
 ⑪テスト返し。

【第2時】
 ①割合のシェーマ図を紹介。書かせる。
 ②割合=比べられる量÷もとにする量 を書かせる。
 ③かずおの割合シェーマ図を書く。
 ④「シェーマ図の左上は何の量が入りますか。」・もとにする量。
 ⑤「もとにする量は、何ですか。」・8回。
 ⑥「右上には何の量が入りますか。」・比べられる量。
 ⑦「比べられる量は、何ですか。」・5回。
 ⑧「割合を求める公式は何ですか。」・比べられる量÷もとにする量。
 ⑨「式は何になりますか。」・5回÷8回
 ⑩「筆算します。」「割り切れます。」「小数第3位まで求めます。」
 ⑪指名し、筆算の過程を言わせていく。
 ⑫式 5回÷8回=0.625(割合に下線を引かせる)
 ⑬百分率を教える。(百分率 62.5%)
 ⑭歩合を教える。(歩合 6割2分5厘)
 ⑮以下、みゆき、ひろしとやっていく。
 ⑯飛行機の混み具合の問題をする。
 ⑰定員や定価がもとにする量になる。
 ⑱小型飛行機のシェーマ図、式、筆算、割合、百分率、歩合を求めたら持ってくる。
 ⑲大型と答えが書けた子の先着2人に、小型と大型のシューマ図、式、筆算、割合、百分率、歩合を板書させる。
 ⑳答えを指名して言わせる。
 21「小型飛行機の方が混んでいる」が正解。「小型が多い」はまちがい。

【第3時】
 ①割合のシェーマ図を確認する。
 ②確かめ3問、列指名で当てていく。
 ③文章題を自力で解かせる。
 ④早い子は、他の教科書のクラブ希望調査を解かせる。
 ⑤教科書の男子と女子の割合問題を列指名でさせる。
 ⑥逆もする。
 ⑦練習問題解かせる。
 ⑧0.307を百分率や歩合に直させる。
 第2時で、割合のシェーマ図、割合の求め方、百分率の出し方、歩合の書き方などを一気に教えています。
 そして、全ての問題で、割合・百分率・歩合を書かせるようにしています。
 次の第3時で、割合のシェーマ図を確認し、問題をみんなで解きながら、やり方を子どもたちに落としていっているのです。
 一気に指導し、毎回、復習し、習熟させていくわけです。

(2017.2.9)