伝えることではなく伝わること

『週刊ダイヤモンド2017/3/11』に、テレビショッピングのジャパネットたかたの元社長・髙田明氏がインタビューに答えていました。

「ジャパネットたかた」がブレークしたのは、商品の機能を丁寧に説明したからではなく、その商品を購買したら消費者の暮らしがどう変わるかを、情熱的に説明したからだ。

 これは、講座の中で活かしたいことです。
 授業のやり方を詳しく丁寧に語ることよりも、このような授業をしたら、先生方の授業や学級がどう変わるかを情熱的に話す方が大切なのです。

「コミュニケーションで最も大切なことは、『伝えること』ではなく『伝わること』だと思います。テレビショッピングをやっていて、それをひしひしと感じました。伝えたいことが伝わっていなければ、お客さまの心は動きません。それは夫婦でも親子でも、会社の人間関係や政治の世界でも同じこと。自分の気持ちがきちんと伝わっていなければ、いい関係は築けない。伝えたつもり─では駄目なのです」

 教師も教えただけでは駄目なのです。教えたことが子どもの中に知識として、技術として、そして技能として残っていかなくてはいけないのです。
 今までやったことはないのですが、講座の最後に、振り返りテストをしてみるといいかもしれません。(ふと、思いつきました。)

(2017.3.8)