情熱の継続こそが最も重要

 鈴木健二『道徳授業づくり 上達の10の技法』(2008.4日本標準)とは、

1)技法を着実に身につけていくことが上達につながる。
2)情熱を継続することが上達するための最も重要な技法である。
3)インプットの量を圧倒的に増やすことが基本である。
4)メディアを活用する。
5)活用するためにこそ、情報を整理せよ。
6)テーマを意識化するフォルダをつくれ。
7)資料を抽出し、精選せよ。
8)素材を教材化して、大きな効果を引き出せ。
9)出会わせたい場面から逆算して授業を構成せよ。
10)全瞬間において思考させる授業を構想せよ。

 10の技法の中で、最も重要な技法は(2)だと、技法の中に書いています。
 それならば、「情熱を継続する」ことをテーマにした道徳授業を作るとよさそうです。例えば、昨日の考現学で紹介した稀勢の里も扱えます。「努力で天才に勝つ」と考えて15年間努力を継続できたのはなぜかをテーマにするのです。
 ただ、「情熱」を意図的に作り出せるものでしょうか。
 技法というならば、誰でもできる方法がなければならないのです。

(2017.4.19)