正直五十円分

 相方の先生が、「「正直」五十円分」という道徳のお話教材を使って、私のクラスで授業をされました。というのも、次の火曜日に、道徳部で新任の方40名ほどに、道徳の授業をみせるためです。
 自分なら、どのような授業展開をするか考えてみます。

1)教材文の範読、第一センテンスまで。
2)「誰が出てきましたか。」(たけし・弟のあつし・店のおばちゃん)
3)「短く言うと、何があったのですか。」
 (おつりが50円足りなくて、返してもらった。)
4)「買い物をしたことがある人?」「おつりが足りなかったことがある人?」
5)「おつりが足りなかったら、みなさんは何を思いますか。」
6)列指名で、発表。(おばちゃんを非難する発言があれば、それに賛成するか反対するか言わせ、ゆさぶる。売る人も買う人も確かめることの大切さを教える。)
7)教材文の範読、第二センテンスまで。
8)「新しく出てきた人は誰ですか。」(たこ焼き屋のおっちゃん・お客さんたち)
9)「短く言うと、何があったのですか。」(おつりが50円多くて、返しにいったら、正直五十円分としてたこ焼きをもらえた。)
10)「買い物でおつりが多かったことがある人?」
11)「おつりが多かったら、みなさんは何を思いますか。」
12)列指名で、発表。
13)「たけしがどう思ったか見てみましょう。」
14)おつりを返してもらったところから文を子どもに交代で読ませる。
15)「たけしは、いつおつりが多いことに気付いたのですか。」(もらったとき)
16)「あつしが「兄ちゃん、おつり、たしかめたか。」と言わなかったら、たけしはどうしてたでしょうか。」(だまってた。)
17)「たけしは、なぜ正直にお金を返しにいったのですか。」
18)列指名と挙手で発表。
(いくつかの発表をとりあげ、それが誰のためのなのかを 確認させ、自分のためと人のための2つがあることを確認させる。)
19)最後のセンテンス・4行を全員で一斉読させる。
20)「さっき五十円を返しに行こうかを迷いながらたこ焼きを食べてる時と、今、正直五十円分のたこ焼きを食べてる時では、何が違いますか。」
21)挙手指名で発表。
22)今日学んだことを書かせて、数人発表。

 この授業展開で、サークルで授業してみようと思っています。
 でもほんとは、子ども相手にやった方がいいのです。
 この授業展開を相方の先生に見せるかどうかは迷ってます。指導案も出来ているので、今更やり方をゆさぶるのは酷かなとも思うからです。

(2008.6.21)