6年の理科で、植物と人間を対比させたので、椎名誠さんの次の文章が頭に残りました。
「死」の本を書いているときに読んだ動物行動学の本に「人間と人間以外の生物を比べたとき根本的に違うものがあるがそれは何か?」と問うているものがあった。
椎名誠「われは歌えどもやぶれかぶれ 第42回」『サンデー毎日2017.6.18』
根本的な違いと言われると難しいです。「文字を書き、文化を継承できる」ことかなとも考えられます。
「人は死を知っている。それから逃れられない、ということも知っているが、その他の生物は自分の死を知らない」というもので、なるほどと頷いた。
人は自分がいつか死ぬことを知っているから「なんで生きているのだろう」と深く考え悩む人も出てきて宗教の信心にその問いをぶつけたりする。
動物は自分の「生」に疑問を感じない。
ゾウは死期が近づくと、群れから離れて、ひっそりと死ぬ、ということを聞いたことがあります。「ゾウは死を知っている」とも言えないこともない。
というのも、子どもたちの中は、植物にも「気持ちがある」と思う子もいたりします。人間の言葉に反応したりすると感じてる子もいます。
そんな考えに反対意見を出させるけれど、私自身は否定しないことにしてます。
(2017.6.8)