花が咲くとどんないいことが?

 5年理科「花から実へ」は、以下の発問で導入しました。
「花がさく植物にはどんなものがあるだろうか。」
 3分間でノートに書けるだけ書くように言って、列指名し、かぶってもいいので、ノートに書いたものを全部読ませていきました。
 3列発表させてから、出てないのも言わせていきました。
「これは花が咲かないと思えるものはありますか。」
と聞くと、じゃがいも・もやし・米などが疑問しされました。
 じゃがいもや米の花は、田舎で見たことがあるという子もいました。
 iPadで『散歩の花図鑑507種』(新星出版社)をサッと全ページ見せ、その後、じゃがいも・稲・バナナの順で花が咲くかどうかを挙手で予想させ、それぞれの花を見せていきました。
 クラスによっては、バナナの花をフィリピンに旅行したときに見た、という子もいました。その後、次のメイン発問をノートに書かせ、5つ書けた子から板書させていったのです。

「花がさくと、どんないいことがあるか。」
1)においがいい。       2)きれいな色になり豊かになる。
3)花であい図を送れる。(例)もう(くきなど)大きいよなど
4)家を色とりどりにできる。    5)チョウチョがみつをすえる。
6)油が作れる。          7)受粉出来る。
8)虫が集まる。          9)サッカーが上手になる。
10)豊かになる。         11)てんぷらにできる。
12)見た目がきれいになる。    13)かんしょう用ができる。
14)幸せになる。         15)種ができる。
16)食べれる。          17)おしゃれができる。
18)花を犬が食べ、ハチはミツをすう。  19)花粉しょうになる。
20)ハチミツ業者がもうかる。   21)実ができる合図になる。
22)はちみつができる。      23)鳥などが来て花粉を運ぶ。
24)種が出てまた花がさく。    25)いい気分になる。
26)花屋がもうかる。       27)散歩が楽しくなる。
28)米は品種改良ができる。    29)自然が明るくなる。
30)しあわせになる。       31)動物のえさになる。

「花ができ、受粉し、実がなる」ことが今回の単元で教えるべきことです。
 導入の2つの発問はしなくてもいい、というか、テストには全く関係ないものです。
 でも、植物名や花の役割を考え、多くの知識や考えを共通に知っておくことは、この後の授業を豊かなものにしてくれるのです。

(2017.6.30)