人の生き方には2つある

「zakzak by 夕刊フジ」というホームページに、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏へのインタビューが載っています。(2017.05.22)

「人の生き方には2つあって、目標をもってそれに到達すべく努力する生き方と、目の前のことをコツコツやって拓けてくる未来に身を任せる。僕は後者で、そういう生き方もあるんです。」

 私の場合、若い頃は目標をもって努力してきましたが、最近は、目の前のことをコツコツ続けて拓けてくる未来に身を任せてるような気がします。
 最近は、それほど出版したいという思いはなく、コツコツ書き続けて、その内、声がかかったらラッキーかなと思ってるぐらいです。
 さて、道徳の授業で、人の生き方を扱うとき、スポーツ選手の場合、「目標をもってそれに到達すべく努力する生き方」を扱うことが多いです。
 でも、それは誰もができることではないので、鈴木氏の言うような「目の前のことをコツコツやって拓けてくる未来に身を任せる生き方」を道徳の授業として扱う必要もありそうです。
 コツコツやることが苦手な人は、目標に向かってがむしゃらにがんばればいい。 コツコツやることで、未来が必ず拓けるわけではありません。ただ、コツコツと目の前にあることをやることは、生きる上でとても大切なことでもあるのです。

(2017.7.8)