以前、特別支援学級を担任していたとき、「ボイス・オブ・デイジー」というテキスト読み上げアプリを子どもに使わせていました。
教師がいるのだから、教師が読んであげればいいとも思えます。
でも、あえてアプリを使うのは、3つの理由があります。
1)読み上げている文に、黄色の蛍光ラインがつく。
2)教師の顔ではなく、教科書の文字に集中できる。
3)自力で学べるようになる。
いまどこが読まれている文がどれが、デイジーでは分かるようになってます。要するに、カラオケの歌詞と同じなのです。
また、教師が読むと、どうしても教師の方に注意がそれてしまいます。今、見てほしいのは、読んでいるその文字なのです。
ボイス・オブ・デイジーの使い方が分かれば、今後、自分で読みたい教科書(申請してダウンロードしたものに限るが)を選んで、視聴することができる。
最近、スタディアプリを視聴してて思うことだが、自学できるようになれば、自分の知識を自分のペースに合わせて増やすことができます。
アプリに頼ってる側面もありますが、それも、道具を適切に使えているともいえるのです。
(2017.7.19)