遠藤功『未来のスケッチ~経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある~』(2010.3あさ出版)に、次の記述があります。
「当園では、ありのままの動物たちの生活や行動、しぐさの中に『すごさ、美しさ、尊さ』を見つけ『たくさんの命あふれる空間の居心地の良さ』を感じて欲しいと考えています。ペット種のように触れ合う、可愛がる、芸をさせる(中略)といった切り口から野生種への興味や関心をもってもらうべきではないと考えています」
この強い主張、尖った意思表示こそ、旭山動物園が旭山動物園たりえる存在理由といえる。
「尖った意思表示」こそが、他の動物園との差別化となっているのです。
実践の報告するにしても、そこに尖った意思表示がなければ、報告する価値は低いわけです。
「文法学習のさかのぼり指導」についても、たんに主語や述語を見つけられるだけでなく、主語や述語を見つけられることが人生を生きる上でとても大切だ、という尖った主張をしたいのです。
そこで取り上げたいのが、フェイクニュースです。子どもたちは、様々な情報に囲まれています。フェイクニュースを本当だと勘違いする場合だってあります。
だからこそ、フェイクニュースを見破れる力をつけさせたいのです。
(2017.9.19)