『Associe2017.10』の「齋藤孝のコミュニケーション部」の連載第28回は「福澤諭吉流、人づき合いのコツ」です。
2 無理して「親友」を作る必要なし
誰かに頼ろうとするから、期待が外れて傷ついたり、かえって関係が悪化したりする。まず自立して向上心を持ち続ければ、周囲の人と風通しのいいつき合いができるはず。
福澤諭吉は「莫逆の友はいない」と言っているのです。要するに、親友はいないということです。
それでも相手が誰でも常に上機嫌で接していたというのです。
私の生き方も、この点に関しては、福澤諭吉に似ています。
仲のいい人はいても、こちらからメールや電話することはなく、相手から連絡があれば、返事をしたり、一緒に飲みに行ったりするぐらいです。
相手の方からアプローチがなければ、年賀状だけで何年も経っていることも多いです。
「自分は人に対して冷たいのかな。」と自問することもあります。でも、人付き合いは、一定の距離で行う方が、快適だと思っているのでしょう。
別に、こんな生き方を人様にお勧めしようとも思いませんが。
(2017.9.22)