5年生の理科は、今日から「流れる水のはたらき」の学習に入ります。
要するに、流れる水の働きによって、浸食・運搬・堆積が行われることが分かればいいのです。
水の流れが速ければ、浸食(けずる働き)は強くなり、多くの土や石が運搬されます。そして、水の流れが遅くなった所に、運搬された土や石が堆積されていくのです。
実に単純なことではあるのですが、川の近くで生活せざるを得ない人類にとっては、流れる水によって起こる働きは、驚異でもあり恩恵でもあるのです。
流れる水の働きとは別に、「風化」という現象も教えてみたいです。
小学生用の『例解学習辞典』では、次のように書いています。
①岩石が風や雨で、しだいにくずれて土になっていくこと。
②できごとの印象や記憶が、しだいにうすれていくこと。
②は扱いません。
①の風化の意味は、とってもいい加減です。風や雨だけで、土がしだいに崩れるなんてことは、数万年単位でしか起こらない現象だからです。
山の上にある大きな岩石が、そう簡単に崩れたりしません。
どんな働きで、風化するのかを考えさせるのも、面白そうです。
(2017.10.3)