気象予報士はいつから

『わくわく理科5』(平成23年度版、啓林館)に、気象予報士の河合薫さんのインタビュー記事が載っています。

 小学生のころは、外で遊ぶのが大好きでした。理科の実験も楽しくて、しゃ光板で太陽を見たときのことは、今でも覚えています。
 小学4年生のときから4年間、アメリカ合衆国のアラバマ州でくらしました。そのころテレビで見た気象予報士のすがたがとてもすてきでした。晴れた日にはヨットの上からさわやかに天気を伝えているのに、ひとたびたつまきが来て天気があれると、観測機器やレーダーを見て、すぐにひなんする方角を指示するなど、みんなを動かす力を持っていたのです。

 河合薫さんは1965年生まれで、私と同じ年です。
 1995年5月18日から、気象予報士が独自の天気予報を発表できるようになりました。ということは、それまで天気予報を発表できたのは、気象庁だけだったのです。
 それまで日本になかった気象予報士の第1回の試験に、河合薫さんは合格したのでした。合格500人中、女性は12人だったそうです。
今回、一番驚いたことは、わずか22年前は、日本に気象予報士はなく、天気予報を発表できるのは、国の機関であった気象庁だけだったことです。

(2017.11.5)