『新しい理科6』(東京書籍)に、右のページがあります。
1つめは、作用点を支点に近づけたり遠ざけたりして、力点にかかる手応えを比べます。
2つめは、力点を支点に近づけたり遠ざけたりして、力点にかかる手応えを比べます。
実験的には簡単なのですが、道具の準備が大変です。
最初のクラスでは、私が用意した実験道具1つを1つめ、2つめどちらかを班のメンバーで分担して、交代で実験させました。そして、その手応えを班の子に伝えさせることにしたのです。
でも、これは待ち時間ができてしまい、失敗でした。
昨日、空き時間があったので、各班で実験できるよう道具を準備しました。
これが大変でした。
棒を探しに体育倉庫に行きました。運動場の体育倉庫にはなく、体育館の体育倉庫はカギが見つからず探せませんでした。
そこで、壊れたそうじの棒を使うことにしました。
私は、美化担当なので、掃除用具を把握していたからです。
壊れたそうじの棒に、余分な金具がついていたので、ドライバーを借りて、それをはずしました。(ドライバーを借りるのにも時間がかかります。)
ドライバーを借りるついでに、校務員さんの作業室にあった四角い木ぎれを貸してもらいました。支点にするためです。
ただ、木ぎれは四角いので、支点になるように、算数教具室にあった小さい三角柱を借りて、それを支点代わりとしました。
作用点にぶらさげるおもりは、コンビニのビニール袋に砂をつめこんで結び、それをさらにビニール袋にいれました。(花壇の土を取ってきました。)
右が、その実験道具です。
(撮影のために、おもりが2つになっています。)
パッと見ると簡単に準備できそうですが、結構、手間でした。
これが担任で、自分のクラスだけで使うなら、こんな手の込んだ準備は割に合いません。理科専科が必要なのは、こんな所にもありそうです。
(2017.12.5)