低刺激の教室をめざすために

 22日(金)の午後3時半から、「ユニバーサルデザインに基づく授業づくり・クラスづくり」と題する講演がありました。
 話をする松久眞実さんは、プール学院大学の先生ですが、大学で通級指導もしているそうです。
 とにかく話が面白いです。学級崩壊での様子も具体的な描写で語ります。
 笑顔でこちらを何度も見つめてくるので、適度な緊張感もありました。
 一番印象に残った話は、子どもたちを「いかに興奮させないか」です。
 興奮させると、子どもたちはますますしゃべり、教室が騒がしくなり、集中できなくなり、トラブルが起こり、教師の話が耳に入らなくなっていきます。
 興奮させないために、視覚的刺激や聴覚的刺激を減らし、低刺激の教室にしていくのです。
 それゆえ、教師も言葉を減らすことが大事になってくるのです。
 子どもたちを静かにさせるときも、「静かにしなさい」と怒鳴れば、それは刺激を増やすことになります。だから、非言語を使うのです。
 アイコンタクトしたり、ジェスチャーしたり、指でサインを送ったりです。
 例えば、口に指を当て、黙った子には、指でOKサインを出すわけです。
 1月からやってみようと思います。

(2017.12.24)