「橋下徹通信Vol.42」『PRESIDENT2018.1.15』より。
正直に言って将来のことなど100%完璧にわかるわけがない。それでも今現在、目の前にある問題を解決するために、とにかく新しい道に一歩踏み出すことが改革というもの。改革に対しては当然、反対や批判が起きるが、それらはほとんど将来への不安を「完全に」解消するべきだという非現実的な主張に基づいている。
目の前にある問題を解決するための案の多くは、反対され批判されます。
反対や批判があることで、その案は修正され、よりよい案に変わるべきです。
ただ、反対や批判が、その案を是非を検討せず、なくすためだけにされるならば、目の前の問題だけが置き去りにされ、時間だけが無為にすぎるわけです。
沈没する船にいて、脱出する手立てに反対しているともいえます。
目の前の問題を放っておいたら、時間が解決すると思ってるのかもしれません。
政治の世界だけでなく、世の中全般は、変更・改革することで、不利益を被る人が必ず出てきます。
学校もそうでしょう。例えば、運動会をやめるとなると、そのことで不利益を被る人や被る人たちを配慮して、反対するわけです。
教師の超過労働問題や、低学力問題は、運動会・林間などの大きな行事をなくすだけでも解決するのかもしれません。(多分、猛反対されるでしょうが。)
(2017.12.27)