渡部 卓『折れやすい部下の叱り方~「聴く力」を伸ばすカウンセリング・スキル~』(2012.11日本経済新聞出版社)のタイトルにあるように、上司に叱られて逆ギレしたり会社を辞めたりする部下が増えているようです。
最近、子どもたちを見ても、同じような傾向が見られます。
自尊心を満たされたいという欲求が強く、そして、自信がないのです。
話を聴く技法には、次の3つがある。
①同意を示してコネクトする
部下の話の中に1つでも肯定、共感できる事実を見いだし、その話に同意を示す。
②共感を示す
部下の思考と感情の理解に努め、共感を示す。
③質問する
部下に質問を重ねていくことで、部下が問題の解決方法に自ら気づき、自ら変化 するように導く
少子高齢化の時代、これからは、企業は常に人不足になります。
そうなると、折れやすい部下でも働き続けてもらわなければなりません。
こんなに面倒なら、投資コストが高くてもAIを使う、ということにもなりかねません。折れにくいAIと外国人が重宝されるかもしれませんね。
(2018.2.2)