劇の感想の書かせた方

 観劇会がありました。「のらねこハイジ」です。
 6時間目の国語で、感想の書き方を教えました。
 まずは、国語ノートを半分に折らせ、片方に、「心に残った場面」を書かせました。4つ書けた子から、板書させていきました。
 黒板のを読ませてから、
「それぞれの場面に似ている自分の体験を見つけてください。」
 例えば、ハイジとチュー子が再会する場面なら、保育園の友だちと再会したときのことが書けます。ネコのおばばがなくなった場面なら、自分のおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなった時の体験を書けます。
 その後、日記帳を出させ、劇の感想を書かせたのです。
 1ページ以上書ければ、今日の宿題が終了するわけです。
 明後日は、日曜参観で、授業は2時間しかありません。当然、日記を見る時間はほとんどとれません。それゆえ、今日中に日記を出させておけば、事前に日記を見ておくことができるわけです。
 劇の感想の書かせ方は、山田式読書感想文の書かせ方からの応用です。
 感想に、自分の体験を織り込むことで、その感想は、その子だけにしか書けない感想文になっていくわけです。

(2011.6.10)