図工の研究授業で心配なことは、不思議な世界の構想スケッチを子どもたちが描けるかどうかです。
今までは、きちんと何を書くかが決まっていました。
不思議な鉛筆にしろ文房具にしろ、家を描いて、その下に葉っぱを描くにしろ、与えられた課題に答える形で描いてきたわけです。
でも、不思議な世界の構想スケッチは、逆に何を描いてもいいだけに、何を描けばいいか迷ってしまいそうです。
構想スケッチを描くための手順がいるのではないでしょうか。
1)自分の描きたい物を決める。(例)パソコン
2)描きたい物に不思議さを加えて描く。(例)ネクタイ型パソコン
3)バック(背景)をこれまでに描いた物に合わせて描く。
結局、1と2はこれまでやってきたことです。問題は、不思議な物に合わせたバックが描けるかどうかです。
不思議な物ができていれば、バックは日常の風景でも通用するわけです。
バックにしても、子どもがどんなバックを描きたいかで決まりそうです。
何を描いても不思議さが出ればいいわけです。
(構想スケッチは、ノートに描かせようかと思っています。)
(2012.6.17)