リフティング百回②

「リフティング百回」の続きです。

 家に帰ると、駿は、チームのみんながうまいこと、メンバーにはえらばれそうにないことなんかを、思いつくままお母さんに話した。
「それなら、やめちゃう?でもお母さんは、駿の足が速いの、知っているんだけど。」

「駿くんのお母さんの声かけは、どんなところがいいところですか。」
 駿くんの思いを受け止めながら、駿くんのいいところを思い出させるような声かけになっています。
 このお母さんの声かけで、駿くんは、自分の足の速さに自信があることを思い出すのです。
 自分が自信を持っていることを大切にしながら、それ以外のこともうまくなるために努力しようとがんばることが大切。このお話の主題はそうでしょう。
 自分が自信を持っていることは、何ですか。
 自信のあることを増やすには、どうすればいいですか。
 お母さんのように、人のいいところを見つけることができますか。
 自分に自信のあることがなくても、他の人のいいところを見つけて教えてあげることもできます。自分が達成するだけでなく、人を応援することができることもその人の価値を高めていくと思います。

(2013.6.6)