グラフの細分化

『わたしたちの大阪3・4年下』(日本文教出版)にある右のグラフを使って、グラフの読み取り方を教えました。

1)タイトル 大阪市のごみの量と人口のうつりかわり
2)年度(いつ) 2009年
3)出典 大阪市環境局

 最初の日は、20分ほどしかなかったので、ここまでです。
 この3つがまずは大事なんだと、強調しました。
 今日は、その続きを教えました。

4)たて軸 人口(万人) ごみの量(万t)
5)横軸 西暦(年)

 4年生に出てくるグラフとしては難しいのです。1つのグラフの中に、縦軸が2つあり、それが一緒に出てくるからです。
 そこで、グラフの1種類にしました。
 それが右のグラフです。ごみの量の棒グラフと縦軸とタイトルを削除しました。
 この後、口頭で、タイトル・年度・出典を言わせていきました。
 そして、気付いたことを3つ書かせて、列指名、挙手指名。
 グラフの傾向は、「減って変わらない」と教えました。

 

 

 

 

 

 次は、左のグラフです。
 このグラフの気付きのときに、人口と比べた意見を言った子がいました。
「その意見は、このグラフで言ってはい けません。レベルが高いです。」
 このグラフで気付くことですから、人口を言ってはいけません。
 でも、左のグラフの発表が終わり、グラフの傾向が「増えて減った」であることを教えてから、最初のグラフに戻り、先ほどの子を当てて、もう一度発表させました。
 2つのグラフになったときには、比べた意見を言うべきなのです。
2つの種類が混在したグラフを1種類ずつに分けることは、特別支援の子を巻き込む授業の組み立て方の一つかもしれません。
 要するに、シンプル化(細分化)です。
 分ければ分かるわけです。

(2013.6.7)