最後の教材文を配ります。
5)教材文③を音読し、お母さんの言葉の何が駿にやる気を出させたのかを考え、発表する。
駿のお母さんの同じような言葉がけを考えてた児童もいることでしょう。
家に帰ると、駿は、チームのみんながうまいこと、メンバーにはえらばれそうにないことなんかを、思いつくままお母さんに話した。
「それなら、やめちゃう?でもお母さんは、駿の足が速いの、知っているんだけど。」
残りの教材文を全文、打ちたかったのですが、教材文を忘れてきました。
「お母さんの言葉の何が駿にやる気を出させたのでしょうか。」
駿の自信があることを思い出させてあげたからでしょう。
「駿がやる気を取り戻したのは、なぜですか。」
自信があることを思い出せたからでしょう。
6)自信があることがないとき、どうすればいいかを考え、発表する。
「駿は自信があることを思い出して、やる気を取り戻しました。では、自信のあ ることがないとき、どうすればいいですか。」
努力して自信のあることを作り出せばいい。みたいな意見は出るでしょう。
ただ、自信のあることを作り出すのは、簡単なことではありません。
7)教師の話を聞く。
「自信のあることを作ろうと、あることをがんばっても、すぐにできるようには なりません。」
成長曲線を描きながら、話します。
「最初は努力しても、なかなかうまくな りません。プールでいえば、15m泳 げる子が何回も何回も泳いでも15m ぐらいしか泳げない日が続きます。で も努力のあるところをこえると、急に 25m泳げるようになったりします。」
でも、どのぐらい努力をすればいいのか分からないとがんばれないものです。
「努力を回数でいえば、百回すれば、急にうまくなるといいます。みなさんも、 どんなことでもいいから、百回努力して、自信のあることを増やして下さい。」
8)今日の学びを書き、発表する。
今日学んだことを書かせて、発表させます。
自尊感情を高めるための方法の一つとしては、自信のあることを作り出すことです。自信のあることは、たくさんの努力によって築かれたものの方がいいでしょう。なぜなら、たくさんの努力ができた自分に対して、自己肯定感をもてるからです。成果だけでなく、努力の過程も大切になってくるのです。
(2013.6.17)