10秒間得点リレー

 今日の体育は、10秒間得点リレー(?)をしました。
 コース上に、1.ミニコーン、2.カラーコーン、3.木の台、4.カラーコーンを置いて、やったのです。
 そして、10秒間で1のミニコーンを回って帰ってきた人には1点、3の木の台を回ってきた人には3点入ります。4のカラーコーンだけ、特別に5点です。 しかし、10秒間にスタート位置に戻られなかったら、0点となります。
 足の遅い子でも1点は確実にとれました。逆に、足の速い子が無理して、5点をねらい0点となることもあったのです。

《1試合目…10秒》
Aチーム 1/2/3/3/3/3で15点(1位)
Bチーム 1/2/1/2/3/3で12点(4位)
Cチーム 2/2/2/3/3/2で14点(3位)
Dチーム 3/2/2/2/3/3で15点(1位)
Eチーム 0/2/3/2/2/0で9点(5位)

 その後、2試合目は12秒、3試合目は15秒にしました。

《2試合目…12秒》
Aチーム 1/3/3/0/3/3で13点(4位)
Bチーム 2/0/2/3/0/0で7点(5位)
Cチーム 2/3/2/3/3/3で16点(2位)
Dチーム 3/3/2/3/3/3で17点(1位)
Eチーム 2/1/2/3/3/3で14点(3位)

 秒数は、タイマーも使いながら、10秒からカウントダウンしました。
「10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0!」
 1試合目は、0と数えたちょっとあとでも、ぎりぎりセーフにしてました。
 でも、2試合目は、「0といった時点でアウトです。」と宣言しました。
 そして、試合後は、全員に自分のとった点数に手をあげさせたのです。
「5点、とった人?」
 1点とった人は2人ですが、0点とった人は4点です。
 足の遅めの子でも、足の速い子より、確実に点をとれるということです。
 そして、最終レースの3試合目。15秒です。
 がぜん、子ども達は、はりきります。
 さあ、結果は、どうでしょうか。

《3試合目》
Aチーム 2/5/5/5/5/5で27点(1位)
Bチーム 2/3/3/5/5/0で21点(4位)
Cチーム 3/5/3/5/5/5で26点(2位)
Dチーム 5/5/5/5/3/3で26点(2位)
Eチーム 5/3/3/5/3/0で19点(5位)

 Aチームには、クラスのみんなと較べて、とても遅い子が一人います。
 50m、みんなは、だいたい10~12秒台ぐらいですが、その子は17秒ぐらいかかります。さらに回旋リレーなどをすると、その差がさらに大きくなります。 そこで、Aチームには、足の速い子を集めました。
 そのことを端的に表しているのが、3試合目のAチームの結果です。
 一人の子の2点以外、全員が5点をクリアしたのですから。
このリレーのいいところは、とにかく子どもが思いきり走るところです。
 特に、カウントダウンをよみあげ、0に近づけば近づくほど、速い走りとなります。
 子どもに本気で走らせ、そして、逆転現象のあるリレーではないかと、思うのです。(1999.5.14)