6年理科の次の単元は、「ヒトや動物の体のつくりとはたらき」です。
啓林館の教科書では、最初のページに次の問いが載っていました。
生きていくために、どんなものを体内に取り入れているか、考えてみよう。
上記の問いには、主語が抜けています。この問いの前に、次の文があります。
「ヒトやほかの動物は、食べ物をとり、たえず呼吸をして生きている。
ヒトや動物の体のつくりとはたらきを調べてみよう。」
となると、主語は「ヒトや動物」となります。最初に、ヒトやほかの動物と書いてあるのは、ヒトも動物の一種だからでしょう。であるならば、「ヒトをふくめた動物」を主語にした方が分かりやすいかもしれません。
取り入れてるものを問えば、様々なものが出されるでしょう。
大きく2つに分ければ、食べ物と空気(酸素)となります。
次に食べ物を分類する上で考えないといけないのが、栄養の種類です。
人間に必要な五大栄養素は、炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル(無機質)です。ご飯とお肉では、そこに含まれる栄養素を違ってきます。
農林水産省のホームページに、ご飯1杯分(150g)の栄養価が載っています。
炭水化物55.65g、タンパク質3.75g、脂肪0.45g、ビタミン0.0045g、無機質3.54gが内訳です。ビタミンは少ないですね。
左の表は、牛肉100gあたりの栄養価です。
ご飯と比べると、タンパク質が多く、無機質の鉄分やビタミンもよく取れるようです。ご飯で炭水化物、肉でタンパク質を取るわけです。
江戸時代、脚気が流行りました。
原因は、白米ばかり食べて、ビタミンの含まれてるものを食べないためでした。
栄養学も大切ですね。
(2014.6.9)