「吸う息とはく息は同じか、ちがうか。」をとなりのクラスでやる時に、少し工夫を加えました。
透明なビニール袋を2枚用意して、1枚の中に周りの空気(吸う息)、もう1枚の中に吐く息(私の息)を入れました。
そのふくらんだ2枚のビニール袋を見せました。
「どっちが吸う息、どっちがはく息?」
どちらも同じに見えるかもしれませんが、はく息の方が少しくもってます。
理由を言わせていったとき、
「ちがうと思います。なぜなら、はいた息の方はくもってるから。」
「はいた息には、水蒸気が出てるからちがうと思います。」
はいた息の中には、二酸化炭素だけでなく、水蒸気も含まれていて、そのことは教科書に書かれていました。
「吸う息は新鮮で、はいた息は悪くなってる。」
「はいた息は、体の中で温められて、温度が高い。」
「吸う息は生きるために必要だからちがう。」
前のクラスでは出ないような意見がたくさん出されました。クラスの違いもあるけれど、ビニールで2つを示したことの効果もあるのでしょう。
(2014.6.26)