雑草取り

 今日は、児童朝礼の日である。
 向山氏がやってたように、児童朝礼が終わったあと、内のクラスだけ、花壇の見学へと向かった。週1回の観察である。
 花壇につく前に、1度全員をしゃがませ、朝礼で横を向いてしゃべってた子を立たせて注意した。注意はすぐがいい。
 それから、花壇へ。
 ふと、雑草が目についた。
「一人雑草を5つ取ったら、教室に帰りなさい。教室に帰ったら、本読みです。」
 週1回でも、こうやってみんなで雑草抜きをすれば、いいのだ。
 わずか1回でも、31人いれば、31×5で155本は抜ける。
 しかも、5本といわれても、10本以上抜いてくれる子もいる。
 まあ、200本の雑草は、抜けるわけである。
 クラスの全員の力というのは、実にたいしたものなのだ。
 また、水やりを全員がしなくても、毎週1回雑草取りをすれば、自分たちが花たちを世話したという事実が残る。
 そう、自分たちの花になるのだ。
 たかが雑草とり、されど雑草取りなのである。

(1998.7.6)