今日は、落ち研の大会の準備があった。
その時、枡谷先生に、習字の見本をどう印刷するか教えてもらった。
習字の手本は、なかなか印刷がやっかいである。字の太いところが、まっ黒だから、印刷した紙が、ドラムにまきついてしまうことがよくある。
制版濃度を一番うすくしても、ダメなのだ。
さて、枡谷先生が言われた方法とは、
写真モードで製版する。
今時の印刷機には、写真モードというのがある。文字用ではなく、写真用は網掛けのようになる。だから、薄く印刷できるというのだ。
こういう使い方は、運がよければ、思いつくかもしれない。
しかし、へたをすると、一生知らずにおわるかもしれない。
日々の教育活動でも同じことがいえるのではないだろうか。
「知らずでいれば、一生そのまま。知ったらお得。」
知ったらお得という知識をたくさん知るためには、経験だけでなく、本や人から学ばなければいけないんだと、思う。
(1998.7.20)