野口悠紀雄『「超」整理法3~とりあえず捨てる技術~』(中公新書)を昨日買ったが、もうほとんど読み終わってしまいました。
それほど、読み応えがあるというわけです。
教師という仕事をやっていると、資料やレポートが、いっぱいたまってきます。そして、その資料類は、なかなか捨てるに捨てきれないのです。
野口氏の「とりあえず捨てる」という発想は、今までにないものです。
「こんなの、もういらない」と思う資料類でも、あとから必要になってくることがあるかもしれません。
しかし、そうやって、どんどん資料をためていけば、結局、一生使わずに終わる資料も増えていくわけです。
そこで、野口氏はとりあえず捨てるための箱(バッファー)を用意し、その箱の中に入れていくそうです。
早速、1つだけ箱を用意しました。
しかし、とりあえず捨てようと思う資料も選べません。
「今の学年では使わないけど、他の学年になった時、使うかも?」
と、思ってしまうのです。
そこで、とりあえずサークル資料だけ入れてみました。
サークルはやしの資料・淀川部屋の資料・落ち研関係の資料、などです。
あっという間に、箱いっぱいになりました。
ところで、サークルの資料は、その時のを袋ファイルに入れてますが、実際、どんな資料が入ってるかは覚えていません。
いつか、出してみて、学年別・教科別に袋ファイルしていく必要があるかもしれません。
ただ、収納場所に、やっぱり限界があるでしょうね。
野口氏の本の中には、次のような方法も載っていました。
「スミ」と書いた袋ファイルをつくり、そこに、机上のいらない書類を無作為に詰め込んでいく。
これも、とりあえず捨てるという作業です。
これは「もしかしたらいるかも」という不安を解消する作業でもあるのです。 一度、サークルに参加している先生方に、教育関係の資料をいかに保存してるか、いかに捨ててるか、聞いてみるのもいいかもしれません。
保存と破棄。どちらも大きなテーマになりそうです。
今日、久しぶりに、机上やその回りの資料や本などを片づけました。スッキリした机というのは、気持ちがいいものです。
(1999.7.4)