今日、朝の全校集会で、○×クイズが行われました。
「今から、○×クイズをします。○だと思う人はすわってください。×だと思う 人は、立ってください。」
上のような説明で、○×クイズが始まりました。
《演習問題「○×クイズ」》
○×クイズとして、次の3問を出そうと思います。
出すクイズの順番を決めてください。
A ドラえもんは、ロボットである。
B あんパンマンは、空をとべない。
C ザリガニは、カニの仲間である。
出す順番( → → )
その理由( )
大事なのは、その理由です。
私が考える正解は、次の通りです。
A→B→C
問題の傾向として、AもBも、子ども達にとっては、わかりきった簡単な問題です。
最初の問題は、「ほとんど全員が正解するべきだ」と考えると、1番目はAかBかになります。
それと同じ考え方で、最後の問題は「正解する子とまちがう子が半々ぐらいになる方がいい」と考えるなら、3番目はCとなります。
問題は、最初の問題をAにするかBにするかです。
ここで、問題の答えによって、子どもがどんな動きをするか考えてみましょう。 Aは○ですから、子どもはすわります。
一方、Bは×ですから、子どもは立ったままです。
最初、司会が「○だと思う人はすわります。×だと思う人は立ちます。」と説明しましたが、これは1回切りしか言ってません。(それはそれでいい。)
ということは、説明を十分に聞いてない子がいるということです。
そこで、ほとんどの子が正解し、しかもすわるという目に見える行動が表れるようにするため、Aの問題を1番にするのがいいのです。(1999.5.26)